第20回定例研究会
「自治体DXの核心は本質的課題の見極め」を開催しました
日時:2025年11月22日(土)6:00-7:00
会場:オンライン
講師:上野 敏寛 地域公共政策士会 理事/学術・開発担当
内容:自治体DXについて、真に成果を生むDXの条件として「本質課題の特定」を中心に据えている。議論の前提として、DXはペーパーレス化や個別ツール導入ではなく、業務フロー、データ構造、意思決定プロセスを再設計する構造改革であると明確に位置づけられる。
DXが失敗する典型要因として技術先行を挙げ、まず目的を定義し、課題を網羅し、因果関係を整理し、最上位の課題を一つに絞り込む5ステップの重要性を強調している。
北見市や鏡野町の事例も、スマートフォンアプリやiPadの導入そのものではなく、背後で行われた業務標準化とデータ統一こそが成果を生んだ要因である点を示す。ケーススタディでは、手続きフローの不統一やデータ分断といった構造的な最上位の課題を特定し、これを起点に改革を設計することが、自治体DXを成功に導く決定点であると結論づけた。

